Shuishu 1: Difference between revisions
| Line 47: | Line 47: | ||
* (Teika's note) 万 | * (Teika's note) 万 | ||
* つまごひに] つまごひて(八イ) | |||
;[[Glossary A#あさる|あさる]] | ;[[Glossary A#あさる|あさる]] | ||
| Line 56: | Line 57: | ||
-- | -- | ||
「或人云:春の野の草深き中に住むきぎすの、人に知られずしてあるべきを、声をたつるによりて、その在処を表すなり。なまじに声をたつるといへば、妻を恋ふるによりてはり。さて、そ狩人にも得られて命をも失ふものにて侍る鳥といへども、はかなき恋に身を亡ぼす哀れなるならひなり。「人にしれつつ」とばかりよみて、後に狩人にあはんといふことをばいひ残したる詞なり。上古の歌は深く思い入りたる心あるゆへに、詞には足らぬぞ多かる。よくよく味はふべきなり」(増抄) | |||
古今和歌六帖1178 is perhaps a variant of this poem rewritten to eliminate some of the Nara-period language: 春ののにあさなくきじのつまごひにおのがありかを人にしられて | 古今和歌六帖1178 is perhaps a variant of this poem rewritten to eliminate some of the Nara-period language: 春ののにあさなくきじのつまごひにおのがありかを人にしられて | ||
KKR 670 霞たつこせの春野になくきぎすいつかありかを人にしらるる | |||
GYS 113 おのがつま恋ひわびにけり春の野にあさるきぎすの朝な朝な鳴く | |||
Revision as of 19:21, 28 April 2022
1
抄
平定文が家の歌合によみ侍りける
Read at Taira no Sadafun's Poetry Competition
壬生忠岑
Mibu no Tadamine
はるたつと いふばかりにや 三吉野の 山もかすみて けさは見ゆらん
Is it just from saying (2) / "spring has come" (1) / That Holy Yoshino / Mountain, even, is wrapped in haze / how it looks this morning?
- 平定文が家の歌合
- Held on 4/28/905. The rounds were mostly seasonal with a few love poems. A total of 40 poems were matched, 9 of which ended up in the SIS. Tadamine's poem was matched against SIS 8 by Mitsune; they tied.
- や...らん
- This grammatical structure guesses at the reason for some observation
--
Other sources:
- 拾遺抄1
- 古今和歌六帖4・春立つ日・ただみね
- 金玉集2 和漢朗詠集8 (last line けふはみゆらん) 三十人撰 (last line けふはみゆらん) 三十六人撰 深窓秘抄 (last line けふはみゆらん) 九品和歌
- 忠岑集164
- 藤川五百首151 note (Teika's poem: 秋きぬといふばかりにや蓬生に朝けの風の心かはれり)
- 左兵衛佐定文歌合1, vs. SIS 8, tie.
- 前後十五番歌合7 俊成三十六人歌合52 時代不同歌合115
- 秘蔵抄 俊頼髄脳 奥儀抄 瑩玉集 色葉和歌集 五代歌枕 歌枕名寄 玉伝集和歌最頂 和歌密書 歌林良材
- 秀歌大体 古来風体抄 近代秀歌 詠歌大体 詠歌一体 三五記 井蛙抄 沙石集 定家八代抄 八代集秀逸
21
題しらず
Topic unknown
大伴家持
Otomo no Yakamochi
春ののに あさるきぎすの つまごひに をのがありかを 人にしれつつ
- (Teika's note) 万
- つまごひに] つまごひて(八イ)
- しれつつ
- 「しられつつといふ事也」(能因歌枕, 僻案抄)
--
「或人云:春の野の草深き中に住むきぎすの、人に知られずしてあるべきを、声をたつるによりて、その在処を表すなり。なまじに声をたつるといへば、妻を恋ふるによりてはり。さて、そ狩人にも得られて命をも失ふものにて侍る鳥といへども、はかなき恋に身を亡ぼす哀れなるならひなり。「人にしれつつ」とばかりよみて、後に狩人にあはんといふことをばいひ残したる詞なり。上古の歌は深く思い入りたる心あるゆへに、詞には足らぬぞ多かる。よくよく味はふべきなり」(増抄)
古今和歌六帖1178 is perhaps a variant of this poem rewritten to eliminate some of the Nara-period language: 春ののにあさなくきじのつまごひにおのがありかを人にしられて
KKR 670 霞たつこせの春野になくきぎすいつかありかを人にしらるる
GYS 113 おのがつま恋ひわびにけり春の野にあさるきぎすの朝な朝な鳴く
Other sources:
- 万葉集 v8, 1450. Prose preface 大伴宿祢家持春雉歌一首. Text: 春野尓(ハルノノニ) 安佐留雉乃(アサルキギスノ) 妻恋尓(ツマゴヒニ) 己我当乎(オノガアタリヲ) 人尓令知管(ヒトニシレツツ)
- 赤人集116. Fifth line 人にしられつつ.
- 金玉集 三十人集 三十六人集 深窓秘抄 定家八代抄
- 能因歌枕 隆源口伝 袖中抄 色葉和難集
