Kiritsubo 4-2

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17オ-17ウ

かぎりあればれいのさほうにおさめたてまつるを、はゝ北のかた、おなじけぶりにものぼりなんとなきこがれ給て、御をくりの女房のくるまにしたひのり給て、をたぎといふ所に、いといかめしうそのさほうしたりに、おはしつきたるこゝち、いかばかりかはありけん。むなしき御からをみる/\猶おはするものと思ふがいとかひなければ、はひになり給はんをみたてまつりて、今はなき人とひたぶるに思ひなりなんと、さかしうの給つれど、くるまよりおちぬべうまどひ給へば、さは思ひつかしと、人々もてわづら聞ゆ。

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