GSS 13

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Text

師走しはすばかりに、大和やまとへ事につきてまかりけるほどに、宿やどりて侍ける人の家のむすめを思かけて侍けれど、やむごとなきことによりてまかりのぼりにけり。あくるはるおやのもとにつかはしける

みつね

かすが野に おふるわかなを 見てしより 心をつねに 思やるかな

Textual notes

  • 事につけて] ひとにつけて(荒)、ことひとにつけて(片)

Other Sources

  • 躬恒集(I, II, III). Fourth line 心につねに (I, III).
  • 五代歌枕

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