GSS 800

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Text

あだに見え侍けるおをとこに 

よみ人しらず

こりずまの 浦の白浪 立いでゝ よるほどもなく かへる許か

Textual Variants

  • あだに見え] あだめきて(安・堀・雲・慶)、あだにのみ(坊)
  • 見え侍りける] 見えける(中*)
  • おとこ] 人(堀)
  • たちいでて] たちいでば(雲)、うちいでて(安)
  • かへるばかりか] かへるばかりに(堀*)、かへるばかりぞ(坊)、かはるばかりぞ(鳥・標ィ)

Other Sources

  • 五大歌枕(すまの浦) 歌枕名寄(すま・浦)

Notes

Analysis

「あだなる人の、立よると見しほどもなく帰りて、又来がたきを恨む心也」(八代集抄)

同じくあだにみえ侍りける男に、こりずまの浦のしら浪立出でて みるほどもなく帰るばかりぞ、と有る歌の返しの心を 一一六五すまの浦の松の嵐のはやければよどみもやらでかへるなみかな


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