KKS Kanajo 2: Difference between revisions
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Revision as of 16:31, 11 December 2025
Text
この歌、天地の開け始まりける時より出できにけり。
(天の浮橋の下にて、女神・男神となりたまへる事をいへる歌なり。)
しか(は)あれども、世に伝はることはひさかたの天にしては、下照姫に始まり、
(下照姫とは、天稚御子の妻なり。兄人の神のかたち、岡谷に移りて、輝くをよめるえびす歌なるべし。これらは文字の数も定まらず、歌の様にもあらぬことどもなり。)
あらかねのつちにしては、素戔嗚尊よりぞ起こりける。ちはやぶる神世には、歌の文字も定まらず、素直にして、事の心わきがたかりけらし。人の世となりて、素戔嗚尊よりぞ三十文字あまり一文字はよみける。
(素戔嗚尊は天照御神の兄なり。女と住みたまはむとて、出雲の国に宮づくりしたまふ時に、その所に八色の雲の立つを見てよみたまへるなり。
やくもたつ いづもやへがき つまごめに やへがきつくる そのやへがきを)
